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隣の人を知っていますか?

かつては、どこの地域にも「ご近所付き合い」というものが存在していました。
いただきものの「おすそ分け」や長く留守をする時の声掛け、地域の活動を一緒に行うことや、困ったときの助け合い。
これが当たり前のようにおこなわれていたのです。

近隣住民の顔くらいは知っておこう

マンションのような集合住宅の場合でも、ふた昔ほど前まではこのような住民同士のつながりは比較的多く見受けられたものです。
しかし、個人情報の保護が重視されるようになり、マンションが防犯性のより高いオートロックになったことでこのようなつながりはだんだんと薄くなってしまいました。
最近では、「マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるか知らない」というケースも珍しくないようです。
個人主義を大切にすることにもそれなりに価値がありますが、せめて隣の部屋や同じフロアの人の顔くらいは知っておかないと、いざというときに不安を感じるものです。

不審者侵入の発見が遅る

たとえば、オートロックマンションであっても住人や業者が出入りするためにドアを開けたタイミングで中に入ってしまえば、部外者の侵入は可能です。
そのような方法でマンション内に入った不審者が、空き巣などの犯罪目的で自分の住むフロアにいたとしても、住人の顔を知らないと、それが住んでいる人なのか、それとも外部から侵入した人なのかを区別することができません。
そのために不審者侵入の発見が遅れ、実際の被害につながる可能性だってあるのです。

また、防犯の面から考えても、近所とのつながりは大切です。
普段は近所付き合いなどしなくても、友人や職場の同僚、あるいはインターネットを通しての交流など、自分の気の合う人たちだけと関わっていることも可能かも知れません。

顔見知りが近くにいる強み

しかし、もし大きな災害が起きてマンションから身動きが取れなくなってしまった場合、もしくは、地域ごとに定められた避難所で生活しなくてはならなくなった場合には、日頃から関わりのある人が近所にいるかどうかが大きな違いをうみます。
日頃から声をかけあう中であれば、困ったときにも話をしやすいし、もし非常時に一人で動けない状況になったときも、誰かが助けてくれるかもしれません。
なによりも、そのような状況において顔見知りが近くにいるというのはとても心強いものです。
マンションであっても、やはり「隣はなにをする人ぞ」は避けたいもの。
まずは地域の自治会や防犯パトロール、あるいはPTAや子ども会などの活動からはじめてみてはいかがでしょうか。