生活パターンに変化をつける

女性の一人暮らしの場合には、防犯対策というのはとくに気を使うべきポイントとなりますが、それは防犯グッズやマンションの窓や鍵といった物理的なものだけにはとどまりません。
たとえば、毎日の生活でどこに行って何をするかといった、生活パターンなども、防犯上は気をつけなければならないポイントのひとつなのです。

多くの人は、毎日だいたい同じようなリズムで生活をしているのではないでしょうか。
朝起きて職場や学校に行き、帰りには同じような店に立ち寄り、同じくらいの時間に帰宅する。
これは日常生活を送る以上、ある程度はしかたのないこととも言えますが、あまりにも判で押したような規則的な生活を送りすぎていると、自分についての情報をそこから推測されてしまう恐れがあります。

たとえば頻繁に足を運ぶ店についても、どのような店に行くかが独身かどうかや大まかな年齢を予測する手段となりうるのです。
また、スーパーやコンビニでどのような商品を購入しているかによって、どのような食生活を送っているのかやその人の好みまでが分かってしまいます。
ストーカー被害などは、このような要素から被害者の生活パターンが割り出されてしまうというケースも少なくないため、まずは他人から見た時に簡単に生活状況を予測できないような生活に変えてみることが必要です。

生活パターンを変えるといっても、特別大きなことをしなければならないということではありません。
たとえば、毎日必ず同じコンビニに立ち寄っているとすれば、それをいくつかのコンビニに順番に行くようにしてみるなど、ほんのちょっとした工夫だけでも構わないのです。

また、毎日帰宅時間が同じ、という人は、時には仕事や学校の帰りに友達をさそってどこかへ出かけてみたりすれば、防犯上のメリットだけでなく、自分自身の人間関係や視点の広がりにもつながるかもしれませんよ。
それが難しい場合でも、図書館やカフェ、フィットネスクラブに通ってみたり、安い値段で通える公共のカルチャー教室に行ってみるなど、「判で押した生活」から抜け出すためにできることはたくさんあります。

防犯というのは、ひとつひとつの小さな意識改革の積み重ね。
こういったちょっとしたことに気を配る心がけが、大きな安心と安全につながるのですよ。

防犯というと「方法」や「グッズ」についつい目がいきがちなため意外に思われるかもしれませんが、このような地道な心がけの効果は驚くほど大きいのです。